フランス・パリの工房から生まれた”木の器”たち~アントニス・カーデュー『木の器』展がイデーショップ日本橋店で開催中~

これ見よがしに主張するわけでもなく、ただ生活に溶け込み、使う人の肌になじみ優しさを与えてくれる”木の器”。

先日、木の器をフランスの工房で作るフランス・パリ在住のクラフト工芸家「アントニス・カーデュー氏」の木の器展示会に先日お邪魔してきました。

日本橋近くのコレド室町3の”IDEE”で開催されている会場には、アントニスさんの工房と生活が表現されたインテリアの中で、数多くの木の器たちが展示され、その中にはアントニスさん本人が25年愛用した木のプレートも展示されていました。カーデューさんと長年生活を共にした木のプレートには渋み、深み滲み出て器の長老のような存在感を漂わせていました。

アントニス・カーデュー氏イギリス出身のアントニスさんは「バーナード・リーチSt.Ives工房」の陶芸家マイケル・カーデュ―氏を祖父に持ち、職人一家に育てられ、現在はパリで家具職人として日々の仕事をする傍ら、家具の製作過程で余った、りんごやさくら、くるみの木などの木材を使って薄造りの木の器を製作しています。

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また週末には家族で郊外に出かけ、林檎を搾ってシードルを作るなど、フランス的な余暇の時間を大切にした暮らしを実践している。

そんなアントニスさんの手から生まれる質朴かつ繊細で気品漂う木の器たちの中に不思議な形をしたものが。

木の器

この工芸品は、木の幹の胴部分をくり貫き、その後水につけて逆さまに放置。これを4回ほど繰り返しているため、いびつな形をしている胴にもかかわらず口の部分はきれいな平面になっている。

ヨーロッパに多くある幾何学的な形ではなく、木の自然の流れを活かした形状と、薄い胴部分と洗練させた口は、日本人の筆者にとってとても馴染みやすく美しいと感じる一品でした。ペン立てやアクセサリをつるしオブジェとして使用しているそう。

実はアントニスさん、「”漆”にとても興味があり、津軽、輪島にもぜひ行ってみたいと思っている」と。カーデューさんから見た日本の伝統工芸の”漆”を融合した作品。とても興味があります。

展示会は4月6日まだコレド室町3”IDEE SHOP”にて開催されているので、気品漂う洗練された木の器たちを手に取り肌で感じてみてはいかがだろうか。

これからの”生活”という時間を共に過ごす「”木の器”を探す休日」というのも素敵ではないでしょうか。

【概要】

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アントニス・カーデュー『木の器』展

開催店舗:イデーショップ日本橋店

開催期間:~4月6日

http://www.idee-online.com/shop/lifeinart/antonis_cardew_index.aspx

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