壁と接する面がなく、完全に独立し部屋にドーンと存在感を出す“アイランドキッチン(以下、オオシマくん)”。
まるでキッチンスタジオのようなその姿に憧れる人は少なくないですよね。
オオシマくんを囲んでみんなで料理を作るホームパーティー。そんな休日のライフスタイルも妄想するだけでわくわくさせてくれます。
ただ、憧れと抱く妄想の中で安易にオオシマくんと付き合ってしまっては、もしかして後悔するかも・・・・・。
そんなことが無いように、メリット、デメリットをしっかり把握してじっくり考えて見ましょう。
①メリット
“オオシマくん”のメリットと言えば、広く確保できる調理スペース。
背面キッチンと別で独立した調理台がもう一つあるので、パンをこねることも、力強く麺をバッチバチ打つことも出来ます。
そして、壁に接した面が無いので“オオシマくん”を囲んでみんなで料理する、コミュニケーションを取る環境づくりにはバッチリです。
「キッチンは女の城??No、No!誰でもキャモン!」なオープンな性格なのです。
天井との間にも換気扇しかない開放感あるオオシマくんは、もはや「魅せる」ためのキッチンとも言えます。
料理に自信がある人だけではなく、自分の料理姿に自信がある人にもぴったりですね!料理を作る姿を見せつけてやりましょう!
・ 広い調理スペース
・ コミュニケーションを取りながら料理ができる
・ 開放感
・ なによりスタイリッシュでかっこいい
②デメリット
一方のデメリットはどうでしょうか?
存在感をグイグイ出してくるオオシマくんですから、部屋が広くないとほぼ無理です。
オオシマくんに憧れるのであれば、小島ではなく大島にしたいですよね。
でないと「俺、オ・オ・シ・マだからよ」と言われてしまいます。
なのでオオシマくんを設置するスペースが無い時点でアウトです。
壁には接していないからと、キッチンと壁の幅を小さくするのはやめましょう。
もし、家族や友人にファットな人が居たら、それはもう、アウツです。オオシマくんとの密着に、あなたは嫉妬心にさいなまれるでしょう。
そう、オオシマくんと付き合う道のりは厳しいのです。
スペースという難関をクリアして、次にくる壁は“収納”です。
ドーンと独立して設置された開放感のあるオオシマくんのその上に、もちろん収納棚はありません。
もし、ここで、「オオシマくんの上にも収納棚を天井から吊るせば良い」という方が居るなら、「俺、君の都合で窮屈になったり束縛されるのはキラいだからと」と怪訝な顔されます。
メリットである天井との間に余分なものが無い、その開放感!それをわざわざ潰す位なら、オオシマくんに恋するのはやめましょう!
そう、オオシマくんと付き合う道は厳しいのです。
また、独立側にコンロを設置する場合、匂いもまた、存在感あります。
上に換気扇があると言っても、部屋の中にドーンと居座るオオシマくんですから、料理の匂いも充満しやすいです。
また、料理を作る際に放たれる油も少なからず飛び散ります。オオシマくんはみんなより汗っかきなのです。
そんなオオシマくんの大きい体を拭いてあげるのも一苦労です。
苦労だからと放っておけば、オオシマくんは拒絶されたその心に傷を痛めドンドン汚くなります。
オープンですから汚さが丸見えです。
そう、オオシマくんは意外にナイーブなのです。しっかりとキレイに掃除してあげる愛情をかけてください。
・ 設置スペースの確保
・ 収納にスペースの確保
・ 独立側にコンロがある場合、部屋に匂いが充満しやすい
・ 独立側にコンロがある場合、油はねに注意
まとめると、、、、
それなりの覚悟が必要!
オオシマくんは魅力たっぷりです。ただ、長く付き合っていくことを前提としていますから、恋する気持ちで猪突猛進せず、ここで取り上げたメリットやデメリットを踏まえた上で、しっかりと計画性をもってお付き合いするかどうかを決断する必要があります。
オオシマくんと一緒になれるなら、なんでもいい!ではなく、本当にオオシマくんが居ることで、自分がイキイキ生活するのもとても大事なことです。
次回は、このオオシマくんならぬアイランドキッチンのデメリットを踏まえたうえで楽しく生活できる提案をしていきますね。
FOLLOW US
この記事がいいなと思ったら
フォローお願いします